にーはお、今回で深圳編の一旦完結です。
深圳滞在の三日目の土曜日、本来なら今日の午後の便で上海に戻る予定でしたが、昨日ことが気残りだったため、フライトを明日、日曜日の午後に変更し、今日は一日中、D子と過ごすことにしました。
D子に連絡を入れ、ホテル前で待ち合わせ。
待つこと1時間、これからスポーツジムでも行くんですかというような上下ジャージ?姿でスッピンのD子登場(苦笑
全員とは言いませんが、店の中ではかわいく見えても、同伴時や休みの日の昼に会うと、あれっ?こんなんだっけ?っていうヤツいますよね(笑
あるあるとして
一、スッピンでデートに来る
自分に自信がある、肌が荒れるので、休みの日まで化粧したくないらしい
二、私服がダサい
最近の上海の若者はファッショントレンドにも敏感でおしゃれな人も多いですが、基本、殺人的にダサいというか服装を気にしない子が多い気がします
三、食べ方が汚い
机の上に鳥の骨をぺっと吐き出す(笑
四、平気でゲップをする
呼吸の一環?
五、口が臭い
出勤前に平気で大量のニンニク系料理を食べる、酒の飲み過ぎで胃がやられているのか普通に口が臭い(笑
よく言えば自然体というか、慣れていないとカルチャーショックを受ける人も少なくないかもです(笑
さて、話を戻して、、待ち合わせ後、静かなところへ行きたいと伝えると深圳人才公園という日本で言うと、横浜の山下公園的な公園に行くことに。
休みの日ということもあり、子供がギャーギャーうるさいし、多くの市民で賑わっています(苦笑
お腹も空いていなかったので、二人で散歩をすることに。KTV嬢と腕を組んで堂々と歩くなんて、奥さん(元某KTVのチーママ)のいる上海ではあり得ないので、なんだか新鮮な気分です(笑
お腹も空いてきたところで、公園の側にあるショッピングモールに移動。高級ブランドがズラりと並んでいるわりに、いい感じのレストランが見当たらなかったので、スタバで適当に食べることに。
その後、モールをブラついていると、私の好きなサングラスブランドの店があったため、昨日のお礼も兼ねて、大阪のオバさんでもかけないような、くっそダサく安っぽいサングラスをかけていたD子に似合うサングラスを買ってあげることにしました。D子に似合いそうなサングラスをあれこれ試着していると、
D子「这么贵的太阳镜不要,浪费!」
そういう風に言われると余計に買いたくなります(笑
まさに客と買い物に行った際のマニュアル通りの返答だが、いざ、言われると健気に感じてしまうものです(笑
調子に乗った私はセンスのないジャージを着ているD子の上から下まで買い揃えたくなってしまい、他のブランドのショップへ。
ふと見ると、D子の様子が変です。公園ではキャッキャしながらいつものようにペラペラ喋っていたD子が妙に静かです(笑
どうやら着ている服が明らかに場違い過ぎて、服装に無頓着のD子もさすがに気まづい様子(笑
健気過ぎるやん(涙
さすがにこれまでの一連の発言、行動を見ても芝居とは思えません。
とうとう見つけたか!
遅咲きのダイヤモンドの原石(笑
妄想が暴走して、一人興奮した私はD子の手を無理やり引っ張り、某ブランドショップへ。
私は服が大好きなこともあるのと、コントロールフリークなところがあり、こういうプリティウーマン的なシチュエーションになると超興奮します(笑
ショップの店員も私のイカれた雰囲気を察したのか、上から下までバンバン持ってきます。D子は完全に着せ替え人形状態(笑
カウンターに山積みになった服を見て、かなりの会計になるなと内心後悔をし始めていましたが、ここまで来たら引くに引けません(涙
D子も若干雰囲気を察したのか、こんなにたくさんは要らないと言ってきたので、明らかにD子の普段のライフスタイルに合わなさそうな数枚は返却し、会計。悪い癖が出てしまったと猛省(笑
店を出た後もモールの中のショップを少し見て回りましたが、さっきまでモジモジしていたD子も衣装変えしたせいか、堂々と歩いている気がします(笑
特にすることもなく、暇だったので、シミュレーションゴルフに行き、夕食は广东料理、その後、個室のあるマッサージ兼スパに行くことに。二人で全身のオイルマッサージを受けることにし、アロマのいい匂いがする個室へ。昨夜の寸止めの夜の営みがあったせいか、恥じらいもなく堂々と裸になるD子(笑
マッサージを出た後、店に行こうかと言うと、もうお金は使わなくていいと、また、仕事放棄(笑
さすがにママにも怒られるだろうし、私も昨日、何もオーダーもせず帰っているので、気まづいからと説得して、途中、D子の家に買った大量の服を置き、店に向かいました。
土曜の早い時間帯であったこともあり、客は私だけ、ママに初日と同じ個室に通され、D子は店の服に着替えに行きます。その隙にワインをオーダー、着替えて戻ってきたD子はワインを見るなり、
D子「不要这样的,神经病!」
何でワインを入れてやったのに罵られなきゃならないのかと思いつつ、一本だけだからとD子をなだめ、とりあえず、乾杯。
私に飲ませまいと、D子は立て続けに三杯を一気飲み(笑
歌を歌っていると、後ろからすすり泣く声が、、振り向くとすすり泣きどころかD子が号泣しているではないですか(汗
歌を止め、話を聞くと、、
自分は今までの人生で家族以外の男性の世話になったことなどなく、親に止められるまでフィアンセの借金の返済も手伝い、一人で生きてきたつもりだったが、今回、男性に生まれて初めて、このようなことをされ、どうしたらいいか、わからない。
色々、私のためにしてくれたことは嬉しいが返せるものがない。面子がないと、、
嗚咽まじりの声と、全部、中国語だったので、全部は聞き取れなかったが、D子の生き様というか、意地は感じ取れることができた。
ここ数日、深圳で偶然出会ったKTV嬢の心を奪うというアホな発想でD子をターゲットに行動してきたが、まさか、この時代、この夜の世界にこんなやつがいるとは思わず、なんか自分が恥ずかしくなってきました(笑
店を出た後、D子を連れてホテルに帰った。フロントでチェックインしていない人は泊まれないと言われたが、D子がフロント係にうまく話したようで、一緒に部屋へ。
昨日の寸止めもあったせいか、部屋に入るなり、シャワーも浴びず、二人で求め合った。D子は年齢の割にあまり経験がないのか、セックスはヘタというか、何もできない感じだったが、一生懸命なのは伝わってきた。そして、声がくそデカい(笑
そのまま気がつけば朝だった。
空港まで送ってくれるということで、二人でタクシーに乗車。ずっと無言で手を繋いでいた。おしゃべりのD子が一言もしゃべらず、ずっと私の肩にもたれかかったまま、また、少し泣いているようにも見えた。
空港の出発ロビーに到着し、目に、また、涙を浮かべたD子に別れを告げ、そのまま振り返らず、手荷物検査場へと進んだ。
振り返ると、まだ、D子はこちらを見ている。たまらない気持ちになり、走って戻ってD子を抱きしめた。涙がこみ上げてきた。人目をよそに空港の真ん中でキスをしたのは生まれて初めてだった。
たまに駅や空港で別れを惜しんで抱き合ってるカップルを見て、冷ややかな目で見ていたが、周りの目など気にならないものなんだなと思った(笑
D子がカバンからおもむろに白い包みを出し、私に差し出した。なんだか、急に恥ずかしくなり、再度、別れを告げ、検査場へと進んだ。
搭乗口でさっきもらった包みを開けると、太田胃酸たった(笑
忘年会シーズンが到来し、飲みの機会が多いと言っていたため、心配してくれていたのか(笑
上海に戻ってからも毎晩、D子からwechatが送られてくる、まだ飲んでるのか、飲み過ぎるなとか、浮気は許さんとか、私は結婚してるつーの(笑
今回は、らしくない記事になってしまいましたが、今月末にも深圳に行くので、また、面白いことがあれば、書きます