ママは元チーママのブログ

自らの体験をもとに中国のディープな情報を赤裸々に語っていきます

上海KTV嬢に恋をしたまま日本に帰国したA氏のハッピーエンド!?

にーはお、今年の春節前に一時帰国し、そのまま、中国に戻れずにいる元駐在員の方は、まだ一定数いるようです。
先日の中国側の入国規制緩和により、年内、年明けに戻ってくることになりそうな駐在員や長期出張者は私の取引先の中だけでも何人かいます。


12月から規制緩和がされるとは知らず、11月の中旬に入国し、隔離されていた取引先(A氏)と先週、およそ一年ぶりに飲みに行ってきたときの話です。

彼は昨年、縁結び2号店の女の子(S子)にどハマりしており、この時から、A氏は明らかにS子に手玉に取られている感じでした(笑

他の子にした方がいいと何度もアドバイスしましたが、別れた奥さんの若い頃に似ているらしく、私の話なんかまったく聞く様子はなく、ひたすら店に通い続けていた感じです(笑

A氏は、バツイチで単身で総経理として上海に赴任しており、北京三年、上海は二年目。普段は非常にプライドが高く、KTV嬢のケツの下に敷かれるような人ではない気がするのですが、完全に彼女のペースに乗せられていた感じでした(笑

土日はほぼ毎週、同伴出店、しかし、掛け持ちされ、何度かEM2号店の一階のバーカウンターで彼が一人で飲んでいるところを見かけたこともありました(哀

直接、本人から聞いたわけではありませんが、A氏は日本に帰国していたときも、ずっとS子とwechatで連絡を取り続いており、更に毎月の援助も続けていたようです(驚

酒も進んできたので、何も知らないフリをしてS子との状況を聞いてみることに

私「Sちゃん、まだ上海にいるんですか?」

A氏「最近は日本人客がいなくて大変らしいよ」

私「今日、この後、久々に2号店行きましょうよ」

A氏「2号店は客が少ないらしく7号店に移籍したらしいんだ、、」

彼女との久々の再開なはずなのに、何だか浮かない様子です。

A氏「もう別れようと思って、、」

聞くところによると、A氏は昨年からS子と同棲をしており、A氏が日本に帰国していた間は家を会社契約から個人契約に切り替えて、ずっとS子のために家賃を払い続けていたとのことです(驚

そして、隔離が開けた先週、自宅に行ってみると、自分のものが全部無くなっており、S子に理由を聞くと、父親が上海に遊びに来た際、男(A氏)との同棲が発覚してしまい、激怒され、全部ものを捨てられたらしいのです。

私「んなわけないですよね、、」

A氏「その場で別れようとしたんだけど、、」

証拠はないにしても、明らかにS子はA氏の不在中、他の男と関係を持ち、A氏のマンションで一緒に生活しており、A氏の痕跡を消すために、ものを捨てたに違いありません。

A氏がS子にそのことを言うと、ずっとあなたを待っていたのに酷すぎるとギャン泣きされ、収拾がつかなかったので、一旦退散し、その後、自宅にも帰れず、数日、ホテル暮らしを続けているとのことです(悲

私「どうするんですか?」

A氏「変に拗らせて、逆上されたりしたら困る、、」

私「今、ここにS子を呼び出しましょうか」

A氏「ちょっと連絡してみるわ、、」

やりとりを聞かれたくないのか、A氏はケータイを持って外へ、、数分後

A氏「今、お客がいるから終わったら店で話そうと」

私「店行くんですか!?」

A氏「・・・」

おそらくS子はカモ客は逃したくないのと、無料で住める家も手放したくと考え、泣きついてくるに決まっています。

私「結局、どうするんですか?」

A氏「とりあえず、S子の話を聞いてから決めるわ」

A氏はこれまでにS子に対して、何十万元も費やしており、それを埋没費用と割り切って考えられず、未練タラタラなわけです(笑

その後、S子からの返信もなく、もう12時近かったので、店に行こうということになり、私は他店からベテランKTV嬢Q子を招聘し、客観的に状況を見てもらうことにしました。

7号店のビルの下でQ子と合流して、簡単に事情を説明し、エレベーターで8階へ上がります。
黒服にS子の番号を伝え、待つこと10数分、ありえないテンションでS子登場(汗

相当、飲んでいる様子で、部屋に入ってくるなり、A氏に抱きつき、接吻攻撃、A氏が払い除けてもやめようとしないS子(怖

Q子には店の前で二人はケンカ中と伝えていたため、Q子は唖然、私も失笑、、

その後、S子のママらしき女性が部屋に入ってきて、S子をA氏から引き剥がし、S子に何やら耳打ちすると、二人はすぐに部屋を出ていきました。

気になるので、Q子に状況を見てくるように伝えます。Q子はすぐに部屋に戻ってきます。

私「何だったの?」

Q子「彼女の客が会計だったみたい」

てっきりS子が自分のママに状況を相談し、ママぐるみで問題解決にあたるのかと思い、興味津々になってしまうところでした(笑

しばらくするとS子が部屋に戻ってきます。

今度は冷静な感じでA氏の横に座り、開口一番

S子「私は悪くない、、みんな私を責める、、」

そして、A氏に抱きつきギャン泣き(笑

意味不明過ぎて見てられないので、とりあえず、Q子と一旦、退出します。

8階のカウンター横のソファーに二人で座り

私「どう思う?笑」

Q子「あの子、本当は泣いてない」

Q子のその一言で、彼女のことが理解できたため、Q子には帰ってもらいました。

私も先に帰る旨を伝えるため、部屋に戻ると、、

なんと数分の間に新しいワインが入っているではないですか、、(笑

しかも、A氏もまんざらではない様子(笑

もういいやと思い、会計のことも聞かず、店を後にしました。

帰りのタクシーの中でA氏からの着信

A氏「今日はすみません、もう少し二人で話してみることにするわ」

S子に電話を代わり

S子「あなた、私たちにチャンスをくれて、ありがとうございます」

私「別にいいけど、嘘はよくないからね」

S子「嗯,またね」

どうせ、S子はまた同じことを繰り返すはずですが、荷物まで捨てられたA氏の頭の中がお花畑である以上、何を言っても無駄なので、何か納得いかない気もしましたが、しゃーないと思うことにしました(笑

結局、利害関係が一致しているうちは、それでいいんだと思います。

おそらく、この世界で真理を追求しようと思う方が間違っています。

現在も中国での関係を残したまま戻ってこられない方もおられるかもしれませんが、彼女のことが今でも気になるのであれば、何も聞かず、信じてあげるのが、この世界における恋人関係を円満にする方法なのかもしれません