ママは元チーママのブログ

自らの体験をもとに中国のディープな情報を赤裸々に語っていきます

信じてはいけないKTV嬢の嘘

にーはお、KTVは嘘ばかりと言えば少々語弊があるかもしれませんが、KTV嬢はお客に営業トークという名の嘘を言って、「夢を見させてあげる」ことが仕事ですし、お客も嘘を言って、「いつもと違う自分を演出」することで楽しんだりする場所です。

まさに狐と狸の化かし合いの世界です(笑

結婚してるのに独身と言ってみたり、お金持ちのフリをしてみたり、上海に五年住んでいるのに最近上海に来たばかりと言ってみたり、女の子の気を引こうと思って嘘をついたことがある人は多いと思います(笑

このような虚像の中で、そもそも真実も嘘もへったくれもないかもしれませんが、私利私欲のために相手を落とし入れるような嘘は「楽しむ」「楽しませる」の範疇を超えており、マナー違反だと思います。

お客も然り、KTV嬢も然りですが、今日はKTV嬢の信じてはいけない嘘についてです。
必ずしも嘘とは断言できませんが、嘘であることが多い内容です。


1、親が病気系の話

田舎の親が病気になり、看病のため実家に戻らなければならない、あなたにも会えなくなるという話しです。

会いたければ会えます。
店で会えなくなるだけです(笑

2、借金がある系の話

KTVで働き始めた理由が自分または家族の借金を返済するためというのはよくある話だと思います。
しかし、返済のためにお金を貸してほしいとか、過剰な売上援助を求めてくる話に乗ってはいけません。

店で散々お金を使わせてその客にお金が無くなってしまえば、切られるだけです。

KTV勤務が長い子の場合、金融商品買って損しただけの話かもしれません(笑

3、兄弟親戚の学費を払ってる系の話

兄弟親戚が日本に留学しており、自分が助けてあげてるというような話です。
自分を犠牲にしてまで、家族を助けているという健気さを演出し、同情を誘うと目的です。
アメリカに留学ではなく、日本に留学ということで、
客に親近感を持たせることがポイントです(笑

4、店を辞める系の話

こんな仕事は身も心もボロボロになるので、昼の仕事をしようと思うが、上海の家賃は高いので、どうしようか悩んでいるというような話です。

夜の仕事の稼ぎを補うために昼の仕事もやろうとしているだけで、上海にいる間は夜の仕事を辞めることは考えにくいです。
本業は夜、副業で昼という感じです(笑


どれも、話の最後は援助してほしい(金をくれ)ということです。

そんなの信じる方がおかしいと思うかもしれませんが、その場に直面すると

「自分の好きな子が困って自分だけを頼ってきてくれている」

と思ってしまい、男性の性(さが)として

「俺が守ってやる」

と信じてしまうことが多いのです(笑

別に金をくれなんて一言も言われていないのに、勘違いして自ら突っ込んでしまうパターンです(痛

どうせ親しい客全員に言ってるんだろうと内心思っても

「あなただけだから❤️」

という魔法の言葉にやられてしまうわけです(笑

酒も入っており、また、誰でも自分自身の選択が間違っているとは思いたくないという心理も働くため、余計に正常な判断ができない状態にあるのかもしれません。

いずれのパターンも一度「援助」してしまうと、金のみの繋がりになりがちです。

ケツの毛まで毟られるか、負担が重くなりこちらから縁を切ることになるのがオチです(笑

すんなり切れればいいですが、トラブルに発展するケースも少なくないです(怖

KTVは本来、楽しい時間を過ごす場所のはずです。

幻想の世界が現実の世界に悪影響を及ぼさないようにするためにも、普段から金の相談をされないようなセルフブランディングをしておくか、はっきりNOと言える勇気を持ちましょう(笑