ママは元チーママのブログ

自らの体験をもとに中国のディープな情報を赤裸々に語っていきます

上海日式KTVで働くためのコスト

にーはお、21日にまた上海の浦東国際空港で感染者が二人、見つかったようで、空港利用者の全員にPCR検査を実施し、一時は騒然としましたが、KTVは体温検査もなく通常営業してます(笑

 

さて、一般の会社員であれば、業務のために必要なものは、基本的に会社が社員に支給することがほとんどだと思いますが、日式KTV嬢はそうではありません。

 

仕事に必要なものを店から自腹で購入します。

 

EMグループの場合

ドレス 300元✖️最低2着 600元

番号バッチ 100元

貸しロッカー 100元

台卡 30元✖️10枚 300元

台卡とは、予約がなく店内で選ばれた女の子が、店に渡しているカードのようなものです。

ちなみにこんな感じ↓↓

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店で働き始めるのに合計1100元を店に支払う必要があります。

 

EM7号店は、毎月30人は新規で入店する(大体、他店からの転籍ですが)ようなので、それだけで毎月3万元以上の収入があることになります(驚

 

また、EMグループはルールが厳しいことでも有名で、事あるごとに罰金のペナルティが設けられています。

 

毎月の出勤日数15日以下 500元

毎月の予約数10人以下       500元

仕事中の喫煙発見            200元

グラス一個破損                    50元

机上の未整理        30元

 

などなど、これ以外にも細かい罰金が多々有るので、罰金だけでも数万元は徴収しているはずです。

 

やり方がいいか悪いかはさておき、中国社会全体においても、信用ポイント制を浸透させたり、ビッグデータを活用して、人民の行動をモニタリングし、意識の低い人に実害のあるペナルティを与えることで、少なくとも表向きはモラルレベルの向上というか、社会のルールを守る人が増えてきていることを考えると必ずしも人権を軽んじた方法とも言えないかもしれません。

 

ペナルティがあるから従っているだけであって、KTV嬢や中国の人民が本来の趣旨を理解し、能動的にサービスや社会の秩序の向上を考えているとは思えませんが(笑

 

店が女の子を守る、社会が人民を守るというようになれば、女の子や人民も根本から変わるかもしれませんが、100年は無理な気がします(笑

 

うちの会社も自腹でコストを賄うから、ここで稼がせてほしいというようなハングリーな奴が欲しいです(涙